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2015.12.06

増田丞美のオプション本

ふとしたきっかけで増田丞美氏のオプション本を図書館で予約して借りてみた。

タイトル  オプション売買入門 プロトレーダーをめざす実践家のためのオプション売買マニュアル
著者名等  増田丞美/著
出版者   パン・ローリング
出版年   2000.01

タイトル  オプション売買の実践
著者名等  増田丞美/著
出版者   パンローリング
出版年   2006.4

タイトル  プロが教えるオプション売買の実践
著者名等  増田丞美/著
出版者   パンローリング
出版年   2006.11

似たようなタイトルだが、内容は異なっている。いずれにしても一貫しているのは、この人の考えは、株式や債券などの原資に対する投資とオプション取引は概念が全く異なり、違うゲームである、という点である。オプションに対する誤解という意味では著名な投資家、ピーター・リンチやジム・ロジャースやウィリアム・オニールなども驚くほど分かっていない、と書いている。

まあ、そうなのかも知れないし、彼らはすべて分かっているのかもしれない。ただ、現物や先物とオプションは全く別物、という意味ではなるほど、と納得した。

オプション取引では原資の値動きより寧ろ、ボラティリティの動きが重要でそれを分かっていないと儲けることができない、原資が上がるか下がるかを予想することは原理的に不可能であるが、オプションは原資の上下動とは関係ない取引である--なるほどなるほど。

オプションのプレミアム(価格)はボラティリティが上がれば上昇するし下がれば下落する。

ここまでも、理解した。ただ、結局原資の上下動を予想するんじゃなくて、ボラティリティを予想することになるので、原理的に予想不可能な値動きを予想するという意味では、同じなんじゃないのか?という疑問に、最後辿り着く。

あと面白いと思ったのは、投資とトレードは異なる、という文章である。投資は基本的に株などを買ってずっと持っていて値上がりを待つものだが、トレードは高くなれば売り、安くなれば買い、それだけではなく下がると思えば空売りをし、という取引で投資とは本質的に異なる。まあ、そうかな。投資とトレードという言葉遣いはなんだか違うような気がするが。

別の本では投資とトレードを同義に扱っていたりして、言葉の取り扱いが首尾一貫しているわけでもない感じ。

完璧ではないしあら探しをすればいろいろあるが、全体として分かりやすいし、新たな視点を教わった感じがしている。

かつて読んだ堀川秀樹氏の本(「日経225オプション取引入門」)にはこの類のことは書かれていなかった。

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