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2014.07.13

「円安大転換」後の日本経済

タイトル  「円安大転換」後の日本経済 為替は予想インフレ率の差で動く
叢書名   光文社新書
著者名等  村上尚己/著
出版者   光文社
出版年   2013.3

この本は2013年3月発行である。2012年11月に野田っちが衆議院を解散し、安倍っちが総理大臣になって、日銀総裁がまだ黒田っちに正式決定する前である。このころすでに円高が是正されドル円は90円程度まで上昇していた。

内容はドル円レートの決まり方は日本と米国の予想インフレ率で決まる、というもので、それが斬新なものなのかどうかはよくわからない。

ただ、論調として日本のデフレ・円高は悪で是正せねばならない、という強い信念があるらしい。巷に氾濫するデフレ・円高容認論を名指しで批判している。批判対象は辛坊兄弟、毎日新聞、歴代日銀総裁(速水・福井・白川)である。特に日銀は構造改革を進めるためにわざと金融緩和政策を行わずデフレ・円高を助長したと一挙両断である。

ただ、みんなが心配している日本の借金が多すぎる点については言及がないのが、ちょっと心配。

購買力平価の考え方からすると、この時点でのドル円の適正レートは105円だとある。すでに達成されている。なお後書きにはアベノミクスが成功すればドル円は105円になり、そうなればこうなる筈だ、と数値目標が掲げられている。

(1)日経平均株価は13,000~15,000円まで上昇する
(2)50万人以上の失業者に雇用が生み出される
(3)現在の財政赤字は10年以内に解消される
(4)給料が平均して年3.5%以上伸びる

ドル円の105円と日経平均の15,000円はすでに到達している。このあとどうなるでしょうか。

なかなか面白かった。

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