カブコムの現物株の証拠金
カブドットコム証券は現物株を信用取引の保証金にしたり先物取引の証拠金として使える。今迄先物の保証金として70%を現物株の証拠金代用にしたとしても残り30%は現金である必要があったが、この7月から、現物株だけで現金なしでも証拠金として使えるように制度が変更になっている。
株式の預り区分は3つあり、保護、保証金代用、証拠金代用となっている。保証金代用は信用取引の保証金、証拠金代用は先物取引の証拠金として使えるということである。保護はそのどちらでもない。
株式の買い注文を出すときにこれら3つの中からどれかを選択するのであるが、通常はおそらく信用取引の保証金代用とするのではないかと思う。事実カブコムで持っているANAの現物株は保証金代用になっていた。
で、ちょっと試しにこれを先物の証拠金にするにはどうするか、と思って操作してみた。
結局、預り区分が保証金代用になっている場合、一旦保護預かりに戻しその後証拠金代用に振替えるという操作をすればよいことが分かった。時間帯によるが一連の操作はすべてリアルタイムに出来た。
で何%が保証金(もしくは証拠金)に使えるかということであるが、どうやら信用取引の保証金は現物株評価額の80%、先物取引の証拠金は現物株評価額の70%の現金としてみなされるということの様である。
本日(8月13日)のANAの終値は177円、つまり1,000株だと評価額は177,000円。これが保証金としては141,600円、証拠金としては124,600円として扱われている。
どうもこのあたりの説明がなくて、分かりづらい。
http://kabu.com/company/pressrelease/2012/20120629_3.asp
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