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2011.04.04

日経平均先物による証券会社の損失

3月11日の東日本大震災明けの3月14日に日本株が暴落した。これに伴い、日経225の先物/オプションで大量の損失を出した個人投資家が発生したらしい。その損失は証券会社が一時的に立て替え、追証として個人投資家ら回収することになるが、その回収の見込みが立たず各証券会社が巨額の損失を出しているらしい。

この状況で損失の回収不能により、なんと早くも3月17日に、ひまわり証券が証券業務から撤退する旨発表している。ひまわり証券は不足金80億円とのこと。ちなみに、トレイダーズ証券は3月17日に日経225先物の新規発注を停止、3月31日に不足金11億円と発表。松井証券は3月17日に不足金35億円が発生したと発表。SBI証券は4月1日の回収不能金額を貸倒引当金として11億円を計上する旨発表している。ネット証券各社は巨額の不足金や貸倒引当金を発表している。何やら大変なことが起きているらしい。

証券事業の廃止に関するお知らせ(ひまわり証券)
http://sec.himawari-group.co.jp/company/media/news/pdf/110317news_corp.pdf

さて、このような不足金はなぜ発生するのか、そのメカニズムが気になる。一部ネットの情報などによると、先物ではなくオプションではないだろうか。それも買いではなく売りではないかとのこと。

デリバティブをよく理解していないので、何が起きればこのような巨額損失が発生するのかわからない。ちょっと勉強してみよう。

以前本で読んだ、ベアリングス銀行のニックリーソンや大和銀行の井口俊英等が阪神淡路大震災をきっかけに巨額損失を出したことが明らかになったが、今回もそれに匹敵する巨額損失がどこかで発生しているのではないだろうか。この状況が落ち着き、しばらく経つと、やがたいそういう事件が話題になるかもしれない。

なお、東洋経済新報社の記事によると、日経225オプション取引における「プットの売り」で巨額の損失を出した個人投資家が多いということ。

株価急落で多額の「不足金」が発生、ネット証券に打撃【震災関連速報】http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/f70b70dbe556dcbf0bf03844e8a9ec57/

今回は地震発生後の日経平均の8000円台への急落に伴い、主に日経225オプション取引のプットの売り手に巨額の含み損が発生した。ネット証券ではこうした含み損が発生した場合、顧客に「追い証」と呼ばれる追加の差し入れ金の払い込みを求める。しかし、「期日までに追い証が払い込まれない場合は、強制的にプットを買い戻し、足りなかった金額が不足金として発生する」(マネックス証券)。

* SBI証券、東日本大震災をきっかけとした株式相場急落で不足金11億円発生
* トレイダーズ証券、東日本大震災をきっかけとした株式相場急落で不足金11億円発生
* ひまわり証券、東北関東大震災をきっかけとした株式相場急落で不足金80億円発生
* クリック証券、東日本大地震をきっかけとした株式相場急落で不足金3億9千万円発生
* 岡三オンライン証券、東日本大地震をきっかけとした株式相場急落で不足金18億円発生
* カブドットコム証券、東日本大地震をきっかけとした株式相場急落で不足金39億円発生
* マネックス証券、東日本大震災をきっかけとした株式相場急落で決済不足金13億円発生
* 松井証券、東日本大地震をきっかけとした株式相場急落で不足金35億円発生
* ひまわり証券、東日本大地震の影響で日経225先物事業と証券事業を廃業、店頭FXは継続

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